世界観/キャラ設定 人狼の双子時の双子番人月神と騎士


あらすじ

幼い頃、人狼の双子は夢を見た。
そこで出会った不思議な双子の少女。
「ここから出れないの」
「目を覚まさないといけない」
悲しそうに話す少女たちに、人狼の双子は告げる。
「そこから出してあげる」
「起こしてあげるよ」

成長した双子の青年は、二人の前に現れた「番人」に導かれて少女たちとの約束を果たすため【世】を旅する。



世-セイ-

エンたちが生活する世界。
古代遺跡が各地に眠り、エンたちはそれを調べ回っている。
過去に”魔法”を使える者がいたが、現在は誰一人としてその力を使える者はいない。
人間だけではなく、亜種・異種族も存在するがその数は減少していく一方で迫害を受けている。エンたちも例外ではない。

虚-キョ-

どこにも属さない空間、他の世界との狭間。
番人たちはここにいる。

番人の部屋

ワンルームで壁一面ガラス張りとなっていて、その向こうは深く暗い海のような景色が見える。
その反対側に扉が1つ。その先がどこかに通じているのか謎である。
内側の番人に受け入れられなければ部屋の出入りは不可能、故に番人の気分により突然引き込まれたり追い出されることも多々ある。インテリアはソファーのみ。

時の間

双子が眠る砂時計を安置してある。

白の世界

時の双子が番人に保護された場所。
何もない、真っ白な景色が続く。時々、シロ自身がこの場所に類似した夢を見ていた。

黒の世界

なにかが眠っている場所。

過去の世界

セレナ・ランサルシール・ミコたちが居た時代。
拮抗した二大国の緊張状態が続いていたが、とある事件をきっかけに戦争へと発展してしまう。
兵器だけではなく魔法を用いた。




人狼の双子

狼族の集落で生まれ育つ。
幼少期、夢の中で砂時計の中に閉じ込められた不思議な双子と交わした「そこから出してあげる」「起こしてあげる」という約束を果たすため二人は動き出す。
その時の記憶と情報を元に、様々な遺跡を巡る日々。
しかし異種族ということもあり、人間の管理下に置かれた遺跡には近付くことも困難で思うようにいかないことも多い。噛み付きそうになるコウをたしなめるエン、というのが基本型。

エン

年齢:18歳

▼双子の兄。
穏やかな性格で人当たりも良いのだが、何かと損な役回りになることも。
種族柄、身体能力は秀でているが争いは好まず武器を手にする事は少ない。だが遺跡の魔物や、弟に巻き込まれる形で止むを得ず戦闘に参加することもあるので、一応片手剣は所持している。
遺跡調査に役立つための知識をつけるため、関連の古文書や古記録にも目を通している。

[時の双子に対して]
幼い頃、一度夢の中で会っただけの存在。そんな相手との交わした約束を守る決意はどこからくるのか。
白い少女の悲しげな表情が忘れられない。
[番人に対して]
信用はしていないが、双子の少女たちについて情報を持っているようなので仕方なしに頼っている状態。
彼等に対して何か違和感を抱いている。
[コウに対して]
思考の世界でぐるぐるとすることがあるエンに対し、考えるよるも先に動き出すコウだが時にそれが突破口になることもあるのでその点は評価してる。
しかし誰彼構わず噛み付くのは止めて欲しいと思っている。

コウ

年齢:18歳

▼双子の弟。
好戦的な性格でガラも口も目付きも悪い。暴れ回る後ろで兄が涙しているのもよくある光景。
槍を得意としていて、自身の身長を超えるものを軽々と振り回す。体術も会得している。
考えるよりまず動くタイプなので、行き当たりばったりな行動も多く、それを咎められたり時に褒められたり。
頭に血が上りやすいのですぐ手が出る。

[時の双子に対して]
夢の中、という曖昧な状況の中でも、交わした約束だけははっきりと覚えている。
黒い少女の笑顔がもう一度見たい、それだけ。
[番人に対して]
初対面時にエルに喧嘩吹っ掛けたらカイにこてんぱんにやられた。
常日頃威嚇している。
[エンに対して]
へらへらとして情けないと思ってるが、本気で怒ると手に負えないのは身を持って知っているので、ある程度のラインで身を引く事を最近学ぶ。
財布のヒモは相手が握っているのでそこが不満。

時の双子

記憶を失った双子の少女。
白の世界で番人に保護される。しかし段々眠りが深くなり始め進行を抑えるために砂時計の中に入れられたが、最終的に眠りについたまま目を覚ますことがなくなる。
眠りの中で幼い人狼の双子と出会い、その時彼等が言った言葉を最後の希望としていた。

シロ

外見年齢:15歳

▼薄い水色の髪と赤い瞳の少女。
白の世界でクロと出会う。でもこの出会いが初めてではない既視感があった。
自身の過去は一切分からないが番人と接する時にふと、”懐かしい”と感じる時があり、これが過去の記憶と繋がるのかと必死に思い出そうとする。
記憶が欠けているからという訳でもなく、物静かな性格は元々のようだ。

[人狼の双子に対して]
長い間、夢の中を漂っていたときに出会う。
自分たちが目覚める術を諦めていたので、人狼の双子の言葉を信じきれず、でも縋りつきたい思いであった。
[番人に対して]
最初は、何から身を守るために保護されているのか理由が分からず戸惑うことがあった。
それでも疑うことはなく、彼等についていく。
[クロに対して]
記憶が無くとも通じ合える何かを感じる。
過去の記憶を取り戻したい。

クロ

外見年齢:15歳

▼黒髪と青い瞳の少女。
名前も分からなかった自分と相手に名前を付ける。記憶が無いことにではなく、記憶が戻ることに不安を抱く。
エルの歌が大好きで、よく「歌って」とねだっておきながらそのまま寝てしまうこともあった。
笑ったり怒ったりと表情や感情は二転三転し、賑やかな性格。

[人狼の双子に対して]
夢の中で出会えた存在に驚いたが、それはただの偶然ではないと思い、特別な思いを寄せる。
あの子たちなら、ここから出してくれるかも。と、二人を信じている。
[番人に対して]
過去に、関係があった人物たちなのではと警戒する。
だが二人がシロとクロの記憶を戻すために行動しているわけではないと察すると、過去への干渉とは別と整理しシロと共にいる選択をする。
[シロに対して]
記憶を取り戻したいシロに対し、自身は記憶はいらず共に居られればいいと思っている。
過去の記憶からの逃避。

番人

虚空間に存在する、不可思議な場所「世界になりそこねた欠片」にいる。
とても不安定な空間で外側から認知されることがほぼ無く、境目もエルの力で覆い隠している。
時の双子を護り、その行方を追う輩を排除し続ける二人を誰かが「番人」と称したことにより、以降こう呼ばれる。
二人の存在は双子を護り、双子を導くことだけに重点を置いている。

エル

外見年齢:22〜24歳

▼金蜜の番人。女のような容姿を持つ。
時の双子以外には自身を含め無頓着だが、時の双子が絡むと白黒はっきりさせないと気が済まないらしく、時に過激な行動に出ることもある。
魔力に長けているが多彩な武器も扱える。…が、基本的に戦闘には参加せず傍観していることが多い。
背の2つの傷跡がある。

[時の双子に対して]
最優先に護る対象となっている。
二人に誰かの面影を重ねている時があり、その眼差しは優しくも寂しげである。
[狼双子に対して]
エンたちのことを「兄」「弟」と呼び名前で呼ばない。基本的に冷たい態度。
エンに曖昧なヒントを与えたり、選択を迫ったり、導いているのか惑わしているのか。
[カイに対して]
遠慮のない態度で振り回している、それが精一杯の強がり。

カイ

外見年齢:25歳前後

▼白銀の番人、獣人の男。白銀の狼姿になれる。
冷静沈着で無駄なことは口にしたり、無用に他者の領域に踏み込むことはしない。
魔力の類は一切持ち合わせていないが、剣を扱う。
肩から腹にかけての大きな傷跡がある。

[時の双子に対して]
”守護する者”という意識はあるが、双子個人ではなく双子を含めた環境の護りに徹する。
内側をエルが、外側をカイが護る。
[狼双子に対して]
力で相手を試し導く。
力試しで挑んできたコウを徹底的に打ちのめし、以降、コウから露骨なまでに攻撃対象として見られている。
[エルに対して]
行動や言動の真意を理解しているからこそ、何もしない。

月神と騎士

セレナ・ルミネーレイオン

ランサルシール・ヴァナトニル

ミコ(神子)



ページ上部へ